大相撲九州場所千秋楽は、
琴桜と豊昇龍、大関同士の相星決戦。
見事、琴桜が初優勝を果たしました。
本日の一枚は、学術総合センターです。
用 途 事務所, 教育研究施設, 寄宿舎
建築主 文部省大臣官房文教施設部
設 計 文部省大臣官房文教施設部、山下設計
施 工 清水・鹿島・安藤 特定建設工事共同企業体
構 造 地上S造, 地下SRC造, 地下一部RC造
階 数 地上23階/塔屋2階/地下2階
最高部高さ 113.200m
建築物高さ 109.100m
軒 高 107.500m
敷地面積 6,842.60平米
建築面積 4,501.51平米
延床面積 42,314.35平米
エレベーター数9基
駐車場台数 106台
竣工年月 1999年12月
一橋講堂跡地を活用し、
我が国の学術研究基盤の抜本的な充実強化を図るため、
学術の発信・交流、社会とのインターフェイスの拠点施設として、
平成8年9月に着工され平成11年12月に完成しました。
入居機関は学術情報センター、
一橋大学(大学院国際企業戦略研究科)、
国立学校財務センターおよび
学位授与機構の関係部署で構成されています。
この地は,幕末までは「護持院ケ原」と呼ばれた空地で、
幾度も火災や地震による被害を受け、
火災の延焼を防止するための火除地となっていました。
地名の由来ともなっている護持院は、
徳川五代将軍綱吉が湯島にあった知足院を
一ツ橋の隣町である神田錦町に移し、
筑波山護持院元禄寺と改称したもので、
この護持院も、亨保の大火により、
文京区大塚の護国寺に移されたことなどが、
遺跡の発掘調査で判明しました。
交差点に面し円形の建物シルエットで切り取られた広場、
水平に広がる低層部と垂直に伸びる高層部の対比、
雁行するボリュームと中央部のカーテンウォールにより
圧迫感を減らすデザインなど文部省の建物らしい
丁寧で幾重にも配慮がなされたデザインとなっています。
訪れたこの日は、皇居を走っていたのですが、
その傍に歴史を感じる建物に出会いました。
では、次回をお楽しみに