メジャーリーグの大谷翔平が38号&37盗塁で
史上最速で6人目となる「40―40」目前です。
本日の一枚は、オムロン京都センタービルです。

建築主:阪急電鉄
設 計:アーバン・エース、安井設計事務所
施 工:大林組、竹中工務店、日本国土開発
竣 工:2000年7月
構 造:SRC造 地上11階・地下2階
延床面積:36,232平米
1933年創業時は、社員2名と創業者:立石一真の3人でした。
大阪市にて、「立石電機製作所」として、
レントゲン撮影用タイマを開発して創業しました。
その後、大阪から京都市右京区花園の地に移転。
これは、第2次大戦中大阪の工場が全焼失したためです。
また、京都花園の地名は「御室(おむろ)」と言われ、
1959年以降に全商品に使うブランド名「OMRONオムロン」は、
この名に因んでいます。
立石一真は創業当初「オートメーション」に着目し、
機械、コンピュータ、ロボットを使用して、
従来人間が行っていた作業を無人化する技術を開発します。
1960年当時、トランジスタを用いた「無接点近接スイッチ」を開発。
更に1963年、サイバネティックスを応用し、
オートメーションとコンピュータを組み合わせた
「サイバネーション」という新技術を開発。
1964年には、世界初の電子式自動感応式信号機を開発して、
交通管理システムの基礎を形作ります。
「自動改札機」にも着手し、
1967年には世界初の自動改札による
無人駅システムを大阪の千里駅に試行設置されました。
1972年以降、電子健康機器の
電子体温計を始め、電子血圧計、体重計などを
世に送り出します。
今は、何気なく使用されている電子機器。
訪れたこの日、
世界に先駆けて開発したオムロンの技術力に、
感銘を受けた次第です。
では、次回をお楽しみに