大相撲初場所は、
横綱、照ノ富士が名古屋場所以来の復帰。
宇良をねじ伏せて、復活への一歩を踏み出しました。
3大関も安泰で場所全体も、
先ず先ずのスタートです。
本日の一枚は、九段会館テラスです。
旧九段会館を一部保存しながら、
オフィスを中心とした複合ビルに建て替えられています。
建築主合同会社ノーヴェグランデ
(本プロジェクトのため、
東急不動産株式会社と鹿島建設株式会社が
設立した事業会社)
設計・監理 鹿島・梓 設計・工事監理業務共同企業体
施 工 鹿島建設株式会社
用 途 事務所、店舗、集会場、駐車場等
敷地面積 8,765.85平米
建築面積 5,123.02平米
延床面積 68,036.35平米
構 造 S造(CFT造)、RC造、SRC造
基礎工法 直接基礎
階 数 地上17階、地下3階、塔屋3階
高 さ 74.966m(軒高74.186m)
着 工2019年9月
竣 工2022年7月
九段会館は、大正末期から昭和初期にかけて、
公共機関の庁舎などに良く用いられた
『帝冠様式』
(鉄筋コンクリート造りの洋風建築に、和風の屋根を架けたデザイン)
と言われるデザインです。
『軍人会館』として建てられた帝冠様式は、
軍国主義の象徴のように言われたこともありましたが、
今では、ある時代を象徴する一つのスタイルとしてとらえられています。
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/kankyo/news/05/
事業者が実践する“GREEN WORK STYLE”を体現するため、
広場や屋上庭園など随所において、
人と緑の多様な接点を増やすことを試みています。
保存棟を安全に残すため、
約2年がかりで取り組んだ大工事が免震装置の取り付け。
建物をジャッキで支えて持ち上げ、柱の下部を切り落とし、
免震装置を差し込むように配置する
「免震レトロフィット」と呼ばれる工法が採用されています。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00110/00327/
当時の様式を残しながら、
新しい建物として生まれ変わる。
その苦労を垣間見ることができる建物です。
では、次回をお楽しみに