プロ野球は、クライマックスシリーズを終え、
阪神とオリックスの関西勢同士が
日本シリーズで争うことになりました。
世界ラグビーは、南アフリカとニュージーランドの決勝戦。
今週もスポーツの話題盛りだくさんです。
本日の一枚は、東京都庭園美術館です。

目黒駅からほど近い場所にあるこの建物。
1933(昭和8)年に皇族朝香宮家の自邸として建てられました。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/museum/
本館
建築面積:1,048.29平米
延床面積:2,100.47平米
構造:RC造 地上3階・地下1階
設計者:宮内省内匠寮工務課
主要内装デザイン:アンリ・ラパン
建設:1933年
新館
建築面積:1,298.26平米
延床面積:2,140.81平米
構造:S造一部SRC造 地上2階・地下1階
設計・監理:東京都財務局・株式会社 久米設計
設計アドバイザー:杉本博司
建設:2013年
1983(昭和58)年に美術館として開館し、
さまざまなジャンルの展覧会を中心に活動しています。
朝香宮家は久邇宮朝彦親王の
第8王子鳩彦王が
1906年(明治39)に創立した宮家です。
当時フランスはアール・デコの全盛期で、
その様式美に魅せられた朝香宮夫妻は、
自邸の建設にあたり、
フランス人装飾芸術家アンリ・ラパンに
主要な部屋の設計を依頼するなど、
アール・デコの精華を積極的に取り入れました。
その後、吉田茂の公邸として、
また、国賓・公賓のための迎賓館として使用され、
2015年には、国の重要文化財に指定されました。
訪れたこの日は、僅かに紅葉が始まり、
庭園が一層趣深く、歴史を味わいながら、
物思いにふけることが出来ました。
では、次回をお楽しみに