大相撲9月場所は中日を迎えて、
全勝は、平幕の北勝富士。
只一人の勝ち越しです。
私の記憶では、初めてではないでしょうか。
1敗で追っているのが、これも平幕の玉鷲。
気が付けば、上位陣が振るいません。
本日の一枚は、パリ市庁舎です。

正面には、パリ5輪のモニュメントが飾られていました。
パリ市庁舎は1357年に建てられたネオ・ルネサンス様式の建物でしたが、
1871年のパリ・コミューン事件で焼失。
現在の建物は、1882年に再建されたものです。
最初この建物は、パリ市長の地位にあったエティエンヌ・マルセルが、
「柱の家」と呼ばれる建物を自治体名で購入。
この建物は緩やかに傾斜した砂利浜に面しており、
この浜は小麦や材木などの荷物を引き上げるための川港として
使われていました。
のちにこの場所は正方形の広場となり、
グレーヴ広場 (place de Greve,「砂利広場」の意)
と呼ばれるようになります。
当時この広場にはパリ市民が、
特に公開処刑を見学するためによく集まった。と言われています。
1357年以降、パリ市の行政機関は、現在まで同じ場所にあります。
焼失から再建には、1873年から1892年までの19年を要します。
再建のための公開コンペティションを勝ち抜いたのは、
テオドール・バリューとエドゥアール・デペルトです。
彼らは、火事の後に残った石造りの基礎を利用して、
市庁舎の内部を再建しました。
1871年以前に建てられた16世紀フランス・ルネサンスの様式
を取り入れる一方、内装には新しくデザインを施し、
公式な部屋には1880年代様式で惜しげもなく装飾を施しました。
建物の中にはフランスの歴史的人物の像136体が飾られています。
600年以上パリ市内を見守ってきた市庁舎。
その歴史的かつ圧倒的な存在感と
パリ市民との親しみを感じさせる空気感は、
ここでしか味わえません。
では、次回をお楽しみに