プロ野球、千葉ロッテ・佐々木朗希選手が、
日本プロ野球では28年ぶりとなる完全試合を達成。
3年目の20歳・佐々木朗希とルーキー・松川虎生の
若きバッテリーがプロ野球界に新たな歴史を刻みました。
本日の一枚は、第2井上ビルです。

霊岸橋のたもと、亀島川沿いに建つビルです。
住所は、中央区日本橋茅場町2丁目。
当社の向かい側となります。
竣工は1927(昭和2)年
RC造 地上4階建て
1階を石積み風にしたクラシックなビル。
関東大震災(1923)後の復興ビルのひとつとして、
あの日証館ビルとほぼ同時期に建てられ、
中央区の近代建築物調査100選にも選ばれています。
完成した当初は「塚本ビル」という名称だったようで、
戦後の1952年から1978年までは
セーラー万年筆の本社ビルとして使用されていました。
その後、テナントビルとして使われていましたが、
この頃は、テナントに恵まれなかったようです。
1989年、竣工当初の外観や内装などを活かしながら
お洒落なアンティークビルとというコンセプトのもと
内外装の大リニューアルを行いました。
この時、1回に直営店ウォールストリートを創業します。
1992年に公開された『ありふれた愛に関する調査』
(出演/奥田瑛二・世良公則・津川雅彦など)という映画、
このときにウォールストリートが、
ある事件の現場として登場したのが
第2井上ビルの本格的なロケ地史のはじまり。
それ以降、ドラマなどのロケ地として注目されるようになり、
クリエイター、デザイナーなどを中心とした、
アーティスト系の入居者で、現在も満室の状態が続いています。
最近では、
フジテレビ系木曜ドラマ「ゴシップ(クスノキ出版別館)」
阿部寛主演「まだ結婚できない男」
等は記憶に新しいところでしょうか。
他にも、下記のロケ地として数多く使われていました。
白い巨塔(2019)
悪魔の弁護人 御子柴礼司(2019)
家族の旅路(2018)
女はそれを許さない(2014)
ステップファザーステップ(2012)
緊急取調室4:「羽屋田法律事務所」の入るビル(終)
私の嫌いな探偵:二宮ビルヂング
顔:劇団白楊座
PRICELESS:藤沢健の店「KINGS COURT」が入るビル
専業主婦探偵:JJ探偵事務所が入るビル
ビターシュガー:三宅拓巳のデザイン事務所
OLにっぽん:神崎島子が立ち上げた株式会社SOMUが入るビル(終)
イノセント・ラヴ:瀬川昴が遠野聖花を見つけたビル(7)
建物に歴史あり、オーナーの想いまで伝わってきます。
では、次回をお楽しみに