東京マラソンの男子。
世界記録保持者で東京五輪金メダリストの
エリウド・キプチョゲ(ケニア)が
2時間2分20秒の大会新記録で制しました。
世界6大会による最高峰シリーズ
「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」
シカゴ、ロンドン、ベルリン、東京と4大会制覇となりました。
記者会見の最後、自らマイクを取って
「スポーツで世界に平和をもたらしましょう」
と呼び掛けたのが印象的でした。
本日の一枚は、大倉本館です。

東京都中央区銀座二丁目にある
中央建物(旧:大倉鉱業)が管理運営する複合ビル。
4代目として建て替えられ、
2016年(平成28年)10月1日グランドオープンしました。
用途:店舗、事務所
所在地:東京都中央区銀座2丁目
延床面積:7,908.12平米
高さ:55.98m
構造:S造、地下SRC造 制震構造
地下:3階、地上:12階、塔屋:2階
設計:大成建設一級建築事務所
ファサードデザイン:シルヴァン・デュビソン
施工:大成建設株式会社
旧大倉財閥の創業者、
大倉喜八郎翁によって創立された大倉組商会の事務所として
明治15(1882)年に初代の大倉本館がこの地で建設されました。
https://www.taisei-design.jp/de/works/2016/okura.html
カルティエの店舗にあたる1~3階部分の低層部は
パリ本店に見られるような石材をベースとしたシックなブティックを体現。
一方他のテナントの入居する4階以上は、
カルティエのブランドイメージと日本意匠の融合を意識した
障子を思わせるフレームと横ルーバーによるデザインとなっています。
喜八郎は東京電燈に出資した一人で、
「電灯がどういうものかを庶民にも知ってほしい」との思いから、
大倉本館2階に発電機を置き、建物前(中央通り)に電灯を建てました。
その明るさは人々を驚かせ、当時一躍東京の名物となりました。
その後、1956年(昭和31年)、
銀座の歴史遺産を復活させる機運が高まり、
初代の記念灯と同じ場所に建てられ、
72年、86年と老朽化のたびに建て替えられました。
今の4代目は、初めてLED照明が採用されています。
銀座の灯の歴史がここにあるのだと感じた次第です。
では、次回をお楽しみに