今年最後のブログとなります。
フィギュアスケートの全日本選手権。
北京冬季五輪代表の最終選考を兼ねた大会で、
羽生選手が、2年連続優勝。代表の座を掴みました。
他には、男子は宇野、鍵山選手。
女子は、坂本、樋口、河辺選手が選ばれました。
本日の一枚は、ATAMI 海峯楼です。
https://www.atamikaihourou.jp/

建築家の隈研吾氏が1995年に手掛けた水とガラスとアートの宿。
規模:地上3階
構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造
敷地面積:1,289.43平米
延床面積:1,125.18平米
もともとはある企業のオーナーが、
大切なお客さまをもてなす迎賓館として1995年に建てたもの。
これをカトープレジャーグループが譲り受け、
2010年にラグジュアリーな宿泊施設として開業。
わずか4室の宿泊施設。全4室の全てオーシャンビュー。
本人がこの作品に付けたタイトルは<水/ガラス>
さまざまな場所から相模湾の眺望がのぞめるように工夫を凝らされています。
水でできた「縁側」によって、建築と海とを接続しようという試み。
境界をガラスにする事によって接続されるわけではなく、
縁側や庇などの水平面を媒介として、一つに接続されています。
この建築の隣地にはブルーノ・タウトが設計した
「日向邸」(1936年)がたっており、
タウトはそこで〈建築とは形態ではなく自然との関係性である〉
という日本建築の原理を実践しようとした。
この建築はタウトへのオマージュでもあり、
タウトによって日本人が再発見した日本建築の伝統を、
現代に蘇えらせる試みでもあります。
訪れたこの日は、外観の写真を撮っただけで、
残念ながら、上述の素晴らしさを堪能したわけではありません。
いつか泊まってみたいものです。
では、良いお年をお迎えください。