大相撲秋場所は、
横綱照ノ富士が2場所ぶり5度目の優勝。
新横綱としての優勝は、2017年春場所の稀勢の里以来で
史上9人目です。
大関陣が物足りない中、
ベテラン妙義龍が千秋楽まで優勝争いに残り、
頑張りました。こちらにもエールを送ります。
本日の一枚は、東京アクアティクスセンターです。

2020年東京オリンピックの競泳競技と飛込競技、
アーティスティックスイミング及び
パラリンピックの競泳競技の会場として使用されました。
◆ 階数-地下1階地上5階
◆ 敷地面積-約122,000平米(施設全体)
◆ 延床面積-約77,700平米(オリンピック開催時)、約46,600平米(大会終了後)
◆ 座席数-約20,000席(オリンピック開催時)、約5,000席(大会終了後)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 建築主-東京都
◆ 基本設計-山下設計、丹下都市建築設計
◆ 実施設計・施工者-大林組・東光電気工事・エルゴテック・東洋熱工業異業種特定J
2019年に完成しましたが、
工事中の2018年にKYBの免震ダンパーデータ改竄問題が発覚し、
免震ダンパーの交換も行われました。
基本設計に関わった丹下都市建築設計(東京都港区)の丹下・ポール・憲孝は、
日本を代表する丹下健三の息子。
アジア最初のオリンピックは、日本の復興と再生を世界に伝える華やかな祭典。
しかし、今回はパンデミック(世界的な大流行)となった
新型コロナウイルス禍の出口が見えない中、
国威発揚ではなく、「再利用(リユース)」と
「持続可能性(サステナビリティ)」が至上命題となりました。
それでも、憲孝氏の設計には
「選手と観客、観客同士がひとつになる空間を提供する」
という亡父から学んだ原則が貫かれています。
https://jp.reuters.com/article/olympics-2020-architects-idJPKCN2DU097
親子2代に渡って設計されたオリンピック施設。
建物を通して家族の絆を感じた次第です。
では、次回をお楽しみに