陸上男子、布勢スプリントの100メートル。
山県亮太選手が、9秒95の日本新記録をマーク。
日本選手としては4人目の9秒台突入を果たしました。
オリンピックの出場枠が決まる日本選手権が楽しみです。
本日の一枚は、ワタリウム美術館です。

私設美術館で日本を代表する現代アート美術館。
シンメトリーなデザインと横ストライプ模様が特徴的な建物です。
http://www.watarium.co.jp/
竣工:1990年
発注者:和多利氏
設計:マリオ・ポッタ
施工:竹中工務店
敷地面積:157平米
延床面積:627平米
RC造 地下1階、地上5階
美術館は2~4F
店舗(B1,1F)
住宅(5F)
美術館の名前は、開館時の館長で
前身の現代美術画廊ギャルリー・ワタリの創設者である和多利志津子
志津子の娘と息子であるキュレーターの和多利恵津子・和多利浩一
から取られています。
キュレーターとは、学芸員に近いですが、
更に企画・運営も行う専門職・管理職を指します。
建築設計はスイスの建築家マリオ・ボッタ。
在学中にル・コルビュジェとルイス・I・カーンの助手を務め、
代表的な作品に、サンフランシスコ近代美術館があります。
この建物の建設には5年と長いプロジェクトになり、
マリオボッタもその間17回来日しています。
デザイン性に優れているだけでなく、
簡単に張り替え可能な壁や搬入口として利用できる大きな窓など、
美術館としての実用性にも優れた建築物となっています。
和多利浩一氏は、キュレーターとして国内外でも活躍。
また、地域ボランティアとして
商店会会長やまつづくり協議会幹事なども務め
街づくりに取り組んでおられます。
改めて、人とのつながりを考えさせる建物に出会いました。
では、次回をお楽しみに