第74回福岡国際マラソン選手権大会。
一般参加でマラソン2回目の吉田祐也選手が、
日本歴代9位の2時間7分5秒で初優勝。
吉田選手は、今年1月の箱根駅伝4区で区間新を樹立し、
青学大優勝の立役者。
当初、大学卒業後は大手菓子メーカーに内定が出ていましたが、
24年パリ五輪や28年ロサンゼルス五輪のマラソン代表を
目指して競技継続を決意。
実業団ランナーとして初めて臨んだマラソンで、
見事な走りを見せました。
本日の一枚は、東京ビッグサイト会議棟。

これまで、数多くの建物を紹介してきましたが、
以外にもこの施設は未掲載でした。
展示会と言えば、この施設。
中央区晴海にあった東京国際見本市会場の
後継となる施設として、1996年(平成8年)に開場しました。
建築面積は約16万平米、展示面積は約9.5万平米(仮設展示場含む)で、
2020年現在、日本最大のコンベンション・センターです。
設計は株式会社佐藤総合計画、施工は間組JV。
会議棟、東展示棟、東新展示棟、西展示棟、南展示棟からなり、
敷地内の巨大彫刻『Saw, Sawing(切っている鋸)』も有名。
https://www.bigsight.jp/
国際展示場の設計は指名プロポーザルという方法で決められました。
この時、逆三角形の会議等が高くそびえ
100m近くに達するはずでした。
会議棟のイメージは「空中都市」。
しかし、この高さは、現場サイドからの強い抵抗で、
今の58mまで引き下げられました。
バブルの時代だったので、建築材料にはひじょうに贅沢。
海が近いので塩害が発生するため、
アルミやステンレスなどの錆びない鋼材が多様されています。
極めつけは会議棟。表面に張ってある茶色のプレートはチタン。
当初のプロポーザル案だったらさぞかし目を引く存在だったでしょうが、
今でもその存在感は健在で、この日も多数の来場者訪れていました。
では、次回をお楽しみに