新型コロナウイルスの感染拡大は、
東京都で1日あたり最多となる68人。
昨日、今日のスポーツ欄は寂しいものです。
オリンピックが延期になったこともあり、
近々行われる浅草の三社祭も神輿はなくなるとのこと。
今は兎に角、辛抱です。
本日の一枚は、専修大学の黒門です。

後ろに見える建物は、先日(3/16)ご紹介した
神田キャンパス10号館(140年記念館)です。
専修大学創立130年にあたり
平成22年(2010)に102年の時を経て黒門が復元しました。
専修大学の前身である「専修学校」は、
明治13年(1880)京橋区木挽町(現在の中央区銀座3丁目)に誕生し、
明治18年(1885)7月神田区今川小路2丁目8番地
(現在の神田神保町3丁目8番地)に移転し新校舎を設置しました。
この当時の正門が黒渋で塗られた冠木門であったことから、
「専修学校」の愛称として黒門とよばれました。
法律学を学ぶためにアメリカに留学していた相馬永胤は、
勉学組織「日本法律会社」を結成。
他方、田尻稲次郎と駒井重格は経済学と財政学を学び、
帰国後、米国の教育制度にならい
専門教育課程を組織的に日本語で教える
「経済科」と「法律科」を併設した「専修学校」を創立しました。
当時の創立主旨、建学の精神である「社会に対する報恩奉仕」を、
現代的に捉えなおしたものとして、
「社会知性(Socio-Intelligence)の開発」を柱とした、
21世紀ビジョンを制定しています。
社会知性とは、
「専門的な知識・技術とそれに基づく思考方法を核としながらも、
深い人間理解と倫理観を持ち、地球的視野から独創的な発想により、
主体的に社会の諸課題の解決に取り組んでいける能力」
とのこと。
世界的な問題を抱えている今こそ、
「社会の諸課題の解決に取り組んでいける能力」
が問われています。
では、次回をお楽しみに