明けましておめでとうございます。
今年は、殆どの会社が本日仕事始めかと存じます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
新春は、やはり箱根駅伝。
第96回大会は、青山学院大が大会新記録で、
2年ぶり5度目の総合優勝を果たしました。
やっぱり青学は強かった。
本日の一枚は、春日神社です。

「春日」を社名に持ち春日神を祭神とする神社は、
全国に約1,000社あり、奈良県奈良市の春日大社を総本社とされてますが、
私が訪れたのは、福岡県春日市にある、
同市の名称の由来ともなっている神社です。
https://www.kasugajinjya.jp/
発生は古くこの地に中大兄皇子が天児屋根命を
祀ったことに始まると伝えられます。
春日神社の起源は藤原田麻呂が大宰大弐として
大宰府にいた神護景雲二年(768年)にさかのぼります。
戦国時代末期の天正十四年(1586年)には、
戦乱のさなかで薩摩の島津勢の兵火に遭い、
社殿、末社、宝蔵、古文書などの一切が焼失。
荒廃の途を辿った社殿の再建は、
黒田長政の家老黒田一成の手によります。
その後元禄九年(1698年)の改築と
平成八年(1996年)の総改修を経て現在の姿に至っています。
ここでご紹介したいのが、春日の婿押し(むこおし)という行事です。
成人の日の前日(令和2年は1月12日)の夜に45歳以下の氏子で
組織された「三期組合」の人たちを中心に行われる行事です。
春日神社の氏子のうち、前年に結婚した新郎新婦を
宿で披露し拝殿と境内で『祝い歌』を歌いながら婿を揉み(婿押し)、
最後に若水を掛けて祝福する行事(若水祝い)と、
五穀豊穣と開運を願っての樽せりやお汐井取り(おしおいとり)が行われます。
農村社会の様々な伝承が複合された全国的にも珍しい貴重な民俗行事です。
この地の成人の方々は、新春早々気合が入りますよ。
では、次回をお楽しみに