大相撲九州場所の初日。
横綱鶴竜が突然の休場により、
白鵬が一人横綱となりましたが、
先場所敗れた北勝富士に快勝。
御嶽海、貴景勝も勝って、
先ず先ずのスタートとなりました。
本日の一枚は、大船観音寺です。

鎌倉への玄関口大船駅に、優しい微笑で迎えてくれる観音様があります。
その大きさは、高さ25メートル幅19メートル重さ1915トン。
鎌倉大仏よりも10m以上大きいサイズです。
その歩みは、昭和2年2月(1927年)、地元有志の発起により、
護国大観音建立会の趣意書を作成。
昭和4年に工事が着手されましたが、世界恐慌の中、寄付金が集まらず、
昭和9年に工事が中断され、そのまま23年間放置されました。
その後、昭和29年、曹洞宗管長の高階瓏仙(たかしな ろうせん)や、
東京急行電鉄の初代社長・五島慶太の名前を始め各界の著名人
が発起人となり、大船観音協会を設立。
建築家、板倉準三氏、画家、和田三造らに意見を求め、
建築家の吉田五十八氏を中心に修仏工事が進められました。
昭和35年委完成、30年もの歳月が費やされました。
当初は、身長百尺の鉄筋造といふ偉大なもので、
奈良東大寺に在す日本一の大仏さんに約2倍の高さである…」
と当時の『横浜貿易新報』でしたが、
建立予定地が丘の突端で地層が東側斜面に崩れる地層であることから、
当初の計画である立像建立を変更しなければならないこととなり、
坐像を検討したが地形との調和がとれないことから、
胸像に変更されたといわれています。
http://www.oofuna-kannon.or.jp/01enkaku/index.html
実物を見てみると、「大船観音の下半身は山中に埋まっている」
そんな都市伝説が生まれるのも分かる気がします。
今では大船観音は、珍しいものやちょっと変わったものが好きな人にとって、
絶好の珍スポットでもあるそうです。
では、次回をお楽しみに