関東地方に上陸した強い台風15号
このブログを書いている最中も、
風の音が凄いです。
本日午前5時現在で、
千葉県や神奈川県などで
約64万2900軒が停電。
とのこと。
皆さん今朝の出勤は十分注意してください。
本日の一枚は、瑞鳳殿。

1636年、70歳で生涯を閉じた政宗公の
遺命により、その翌年に造営された霊屋(墓所)です。
桃山文化の遺風を伝える江戸時代初期の豪華絢爛な廟建築として、
1931年に国宝に指定されましたが、1945年の戦災で焼失。
現在の建物は、1979年に再建されたものです。
2001年に改修され、創建当時の姿が甦っています。
瑞鳳殿は隅棟に龍を這わせた銅板本瓦葺きで、
黒漆塗りの宝形造りです。
扉は涅槃門同様に金の装飾が華やかで、
大きな「竹に雀」が一つずつ、
「九曜紋」が二つずつあしらわれています。
扉の左右には、平和が到来したときだけ現れる
という鳳凰を上に乗せた華頭窓。
長押の上には、それぞれの楽器で音楽を奏でて
政宗の死を慰める天女が瑞雲の中を舞い、
蟇股にはめでたいことの起こる前兆とされる瑞鳥。
木鼻では唐獅子が守護し、
植物の文様や蝶をモチーフにした図柄も見られます。
派手好きな政宗らしい霊屋です。
では、次回をお楽しみに