プロ野球開幕して、既に9試合。
セリーグは、巨人が出だし好調でしたが、
一昨日昨日と2連敗、まだまだこれからです。
本日の一枚は、第一生命館(現・DNタワー21)です。

戦前を代表するモダニズム建築の傑作とも言われています。
1938年(昭和13年)に竣工したこの建物、
設計者は、渡辺仁、松本与作の共同設計、
施工は、清水組(現・清水建設)、
構造形式は、鉄骨鉄筋コンクリート構造、
敷地面積:5,557平米、
建築面積:4,075平米、
延床面積:46,551平米、
地下4階、中2階付地上7階、塔屋2階付、
高さが軒高30.50メートル、塔屋部分38.45メートルです。
敗戦後に接収され、
日本占領 連合国軍総司令部(GHQ)の庁舎として
使用され、連合国最高司令官のダグラス・マッカーサーが
執務していた事で有名な歴史的建物です。
ダグラス・マッカーサーは昭和20年8月30日に
神奈川県”厚木飛行場”に進駐。声明文を読み上げた後、
車でホテルニューグランドに直行、港に面した3階の315号室
(現・マッカーサーズスィート)に3日間滞在しました。
このホテルニューグランドの設計者が
この第一生命館を設計した渡辺仁です。
その後、横浜から東京に進駐した9/8に車で都内を廻り、
この建物を選びました。
マッカーサーが使用した6階の「指令室」は
今でも保存され、一般公開されています。
1995年に隣接する「農林中央金庫有楽町ビル」と
一体化させるよう中間に高層階部分を増築し、
「DNタワー21(第一・農中ビル)」として改装されました。
昭和、平成、令和と元号が移り変わっても、
この建物の辺りには、占領下の東京の姿が
残っています。
では、次回をお楽しみに