スポーツの話題は、やはり
全豪オープンテニスで優勝した大阪なおみ選手。
昨年の全米に続く4大大会優勝で、
アジアの選手で初めて世界ランク1位となりました。
本当に凄い。おめでとうござます。
本日の一枚は、室生犀星記念館です。

金沢市千日町の住宅街にあまり目立たない感じで立っています。
金沢市が犀星の生誕地跡に2002年に開設。
鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、
地下1階地上2階
建築面積274.01平米、延床面積598.50平米
設計は(株)森俊偉+ARCO建築・計画事務所
正面の、低く抑えられた横長なゲートは
古い街並みの高さを連続させています。
建物はこじんまりしていて住まい感覚、
かつヒューマンスケールの記念館。
物質的贅沢と言えば、
犀星が生前に集めていた石灯籠や
石塔、水鉢などを庭に配しているところでしょうか。
金沢文化振興財団のホームページには、
館内では、はじめて犀星を知る人でも、
犀星の生き方やその文学世界の魅力と出会い、
ふるさとや命に対する慈しみの心への
強い共感を呼び起こしていただけるもの。
記されています。
https://www.kanazawa-museum.jp/saisei/outline/index.html
室生犀星は、同じく金沢出身の徳田秋聲
(とくだ しゅうせい、1871年~1943年)、
泉鏡花(いずみ きょうか、1873年~1939年)
と共に“金沢三文豪”と呼ばれています。
「室生」の読みは一般に「むろう」も使用されていますが、
室生犀星記念館では現在、
室生家の御遺族が通常使用されている表記
「むろお」に統一されています。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの…」
田舎から出てきた私にも共感する詩のひとつです。
では、次回をお楽しみに