日光山の品質 品質管理Vol.178

大相撲九州場所は、

初日、白鵬、鶴竜の２横綱の休場により

一人横綱で迎えた稀勢の里が

小結、貴景勝に敗れて黒星発進。

先場所を最後に消滅した貴乃花部屋から

千賀ノ浦部屋に移籍後、

幸先のいい「移籍後初白星」でした。

本日の一枚は、日光山二天門です。

平成24年から6年を経て

平成30年5月より公開されました。

楼門門下層正面左右に、

持国天、広目天の二天を安置していることから

二天門と呼ばれています。

この奥には、徳川家光の墓所

大猷院の本殿があります。

全体に朱色を控え気味の金と黒の渋い色調は、

先祖である家康公の廟所（東照宮）を

しのいではならないという

家光公の遺命によって、

彩色や彫刻は、控え目に造られましたが、

かえってそれが重厚で落ち着いた

雰囲気を醸し出しています。

また、二天門の先の

夜叉門に飾られた4体の神様の像があり、

青い体の烏摩勒伽（うまろきゃ）は、

手には矢、膝には象の彫刻。

「破魔矢」の発祥と、

「膝小僧」の由来だそうです。

大猷院には、340年修復されていない

狩野探幽作の有名な唐獅子の屏風絵もあります。

東照宮の石段が207段、その後、

大猷院の137段は一寸ハードですが、

立ち寄ってみては如何でしょうか。

紅葉の季節、大猷院の落ち着いた雰囲気が、

一層、秋の趣を感じた次第です。

では、次回をお楽しみに