夏の甲子園、第100回全国高校野球選手権記念大会が、
昨日開幕しました。
この日は、星稜高校OBで元大リーガーの松井秀喜が始球式。
皇太子夫妻が出席、雅子さまの出席は初。
これから17日間、熱戦が繰り広げられます。
このブログも480回と500回までもう少しです。
本日の一枚は、銕仙会能楽研修所です。

南青山の賑わった通りにあるこの建物。
1983年竣工。
設計は日本協同企画建築設計事務所。
地下1階、地上5階
延床面積1,532平米。
モダンなコンクリート打ち放しの壁面に
古典芸能との組み合わせ。
銕仙会は江戸中期の十五世観世左近元章のときに分家し、
現在に至るまで能界に重きをなしている
観世銕之丞家を中心とした演能団体です。
http://www.tessen.org/about
発会当時は、日頃の稽古仲間が集まって演能されていたらしく、
昔は朝7時から窓を完全に開け放しで稽古し、
近隣からの苦情があり、
それからは、8時から真夏でも窓を閉めてやるようになった。とか。
建替え時に、コンクリート造にした理由のひとつかもしれません。
この建物の周りには、プラダやヨックモック等
華やかな建物が並ぶ中、
一見、無機質で閉鎖的なコンクリート造の壁が、
その存在感を放っています。
でも、これが近隣環境による配慮と思うと、
心が和みます。
では、次回をお楽しみに