サッカーワールドカップ・ロシア大会は、
フランスが、20年ぶり2回目の優勝。
そのチームの特徴が「犠牲」と「一体感」
日本にも通じる「和」の心がチームを強くしてます。
大相撲名古屋場所は、横綱不在、新大関栃ノ心も休場と
一寸寂しい場所になりましたが、
御嶽海他若手力士の活躍に期待です。
プロ野球はオールスター戦も終え、後半戦がスタート。
夏の高校野球もそろそろ始まります。
本日の一枚は、NBF大崎ビル(旧ソニーシティ大崎)です。

2011年竣工のこの建物。
設計は、日建設計、施工は鹿島建設。
構造は、S造、SRC造、RC造で中間層免震構造。
地下2階、地上25階で高さ141メートル。
延床面積は、124,041平米で、
約5,000名が働く研究開発型オフィスビルです。
大崎駅周辺に林立する高層ビルの中で、
一見どこにでもあるような普通のオフィスビル。
実は、ヒートアイランド対策として
面白い装置が組み込まれています。
ビルの壁面には、「すだれ」状の
環境配慮型外装システム「バイオスキン」を採用。
気化冷却(打ち水効果)により、
ビル内部の空調負荷を軽減し、
ヒートアイランド現象の抑制を狙ってます。
日建設計、TOTO、アベルコが共同開発し、
このビルが世界初の採用事例です。
水が流れているルーバーの表面は、
通していないものよりマイナス10度となり、
周辺環境の温度も2~3度低下する。とのこと。
普通、高層オフィスビルは、
オフィス自体の面積を大きくする意図で、
バルコニーがないことが多いですが、
このビルでは外の避難階段に繋がった
バルコニーが災害時に有効です。
暑さがこたえる駅周辺のビル街で、
人と環境のための繊細な気づかいが溢れた、
優しいたてものに触れた次第です。
猛暑が続きますが、
皆様、体調に十分注意してください。
では、次回をお楽しみに