ノルディックスキー複合W杯で、
平昌冬季五輪代表の渡部暁斗(北野建設)が3連勝。
ソチで銀だったメダルの色が、
平昌五輪で悲願の金メダルへの機運が高まります。
本日の一枚は、富山県美術館アート&デザイン。

略称はTAD(タッド)。
昨年2017年3月に一部先行オープン、
その後8月に全館開館しました。
これまで富山市西中野町にあった富山県立近代美術館を
富山駅北側の富岩運河環水公園西地区の
見晴らしの丘に新築移転されました。
設計は内藤廣建築設計事務所、
施工は清水建設、前田建設、三由建設のJV
構造は、鉄骨造、地上3階、
延床面積14,990平米。
高さ19メートル。
内藤廣は、海の博物館(三重県)、
牧野富太郎記念館(高知県)など
数多くの文化施設を手がけ、
表層的な造形よりも構造を重視する
建築家として知られています。
その作品は、切妻型の屋根や
アーチ状の内部構造などが特徴ですが、
この建物は、平たい三層のフロアが積み上がったもの。
しかし、この形こそが彼にとっての挑戦。
内藤氏によると、この美術館は、
環水公園を座敷とすると奥の床の間にあたる場所。
美術館が建設される場所にもともと「ふわふわドーム」
という子どもたちに人気の遊具があり、
そこで、「床の間」「子ども」「立山」を
組み合わせて提案されてます。
http://tad-toyama.jp/about/design
富山県美術館アート&デザインの
アートとは「自己」、デザインとは「他者」、
それを貫く「子供」という図式が
このテーマの中に込められています。
そこに新しい美術館の姿かたちを見出そうと、
そして、建築は主役ではなく背景であれば良い、
という内藤氏の思いが込められています。
その背景(建物)の中から見る
展示物や立山等の周辺の景色、
その場所自体が
絶好のビューポイントになっているのだと、
感じた次第です。
では、次回をお楽しみに