卓球の全日本選手権シングルスは、
男女ともに10代の選手が頂点に立ちました。
男子は、14歳中学生の張本選手。
男女を通じて最年少Vです。
女子は、伊藤選手(17歳)が初優勝で、
ダブルス、混合ダブルスと合わせて、
最年少3冠を達成しました。
二人ともオリンピックでの活躍に期待です。
本日の一枚は、香川県庁舎、東館と新館です。
丹下健三の最高傑作とも言われるこの建物。
東館の竣工は、1958年(着工1955年)。
鉄筋コンクリート造、地上8階、
延床面積12,772平米、高さ43メートル。
構造設計は、坪井善勝研究室、
施工は大林組です。
訪れたこの日は、耐震化(免震)工事が行われていました。

http://www.pref.kagawa.lg.jp/zaisankeiei/higashikan/
新館は、2000年竣工で、鉄骨構造、
地上22階、高さ113メートルです。
特に東館(旧本館)は、
丹下が尊敬したコルビュジエの
「近代建築の五原則」の影響が色濃くでています。
当時の金子正則知事が、
香川県丸亀市出身の洋画家・猪熊弦一郎から
紹介されて丹下健三に会い、共鳴して、
「民主主義時代に相応しい庁舎を設計してほしい」
と依頼したことから始まります。
上野駅の壁画「自由」の人でも有名な
高松出身の猪熊弦一郎による絵。
ジャパニーズ・モダンと呼ばれる
デザインの礎を創ったと言われる
インテリアデザイナー剣持勇氏の家具の数々。
瀬戸内が世界的アートエリアとして認められる
シンボルとしてこの香川県庁舎があります。
幾たびか、高松市を訪ねておきながら、
ようやく立ち寄ることが出来た
傑作に感銘を受けた次第です。
では、次回をお楽しみに