大相撲名古屋場所は、大荒れの初日の影響で、
横綱、稀勢の里、大関、照ノ富士が休場。
その分、初顔合わせの多い場所となりました。
若手力士が横綱、大関に挑む一番も面白いものです。
昨日の前頭4枚目宇良が日馬富士を破ったのはあっぱれ。
楽しみな取口がまだまだありそうです。
本日の一枚はシルクセンタービルです。
構造はSRC造、敷地面積5,703.9平米、
延床面積24,878平米、竣工が1959年です。
設計は坂倉準三建築研究所、施工は鹿島建設。
設計した建築家坂倉準三はル・コルビュジェの弟子で、
この建物もコルビジェらしい外観です。
横浜開港100周年を記念して昭和34年にオープン。
正式名称をシルクセンター国際貿易観光会館(略称KKK)
横浜港は1859年に開港して以来、
国内産品の輸出港として我が国の経済を支え、
国際港として大きな発展をしてきました。
なかでも、生糸は、
太平洋戦争前には輸出額の第一位を占め、
戦後も昭和30年代初頭まで、
我が国の重要な輸出品でした。
シルクは横浜の発展の礎を築いた。
といえます。
開館当初より高層階にはシルクホテルがあり、
横浜港を代表するホテルでしたが、
ホテルニュージャパン火災を受けて
消防法改正に伴い、営業を断念。
その後シルクセンターの高層階は
15年間空き家の状態でしたが、1998年より
「SOHO YOKOHAMA INCUBATION CENTER」
という創業・ベンチャー企業向けの
インキュベート施設として
再生され横浜港の発展に貢献しています。
横浜の発展を支えたこのビルは、
今も横浜の風景を眺めています。
では、次回をお楽しみに