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金鯱の品質
品質管理Vol.69
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大相撲名古屋場所は、横綱日馬富士が、
千秋楽結びの一番で、白鵬を下し、
4場所ぶり8度目の優勝を飾りました。
初優勝と綱取りを目指した稀勢の里は、
一歩及びませんでしたが、
次の場所へ望みをつなぎました。
そして、本日の一枚は、名古屋城。

千秋楽の前日に伺って、
隣の愛知県体育館に向かう人も多くいました。
別名、金鯱城、金城とも言われています。
城郭構造は、梯郭式平城。
名古屋城は、織田信長誕生の城、
那古野城の跡周辺に、
徳川家康が九男義直のために
天下普請によって築城しました。
本丸御殿は、元は藩主が居城する所ですが、
将軍上洛時の御成専用となり、
それ以降藩主ですら
巡視の時しか立ち入らなかった。とか
創建当初は、柿葺きで、名古屋大空襲で焼失し、
現在復元中の御殿は、創建当初を再現しています。
名古屋城天守が竣工した当時の金鯱は、
一対で慶長大判1940枚分、
高さは約2.74メートル。
純金にして215.3キロ。
しかし、その後の藩財政の悪化により、
金の純度が下がったり、盗難にあったり、
大空襲で焼失し、その残骸がら金を取り出し、
名古屋市旗の冠頭と、金茶釜に加工して保存されています。
現在復元されたものは、
金の重量が88キロ、高さ、2.62メートル。
竣工当時のものには及ばないようです。

因みに、スタンプメーカーのシヤチハタ
は、これが由来だとか。
名古屋で、写真システム
(フォトマスタープラス)
の講習会の合間に、
改めて名古屋の歴史を再認識。
しゃちほこに似たエビフライを
食べながら、尾張の良さを噛みしめました。
では、次回をお楽しみに