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品質の美しさ
品質管理Vol.52
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やはり、ニッポンの女子は強い。
7人制ラグビー女子日本代表は、
五輪予選日本大会で優勝し、
来年のリオデジャネイロ五輪出場を決めました。
ラグビー人気は、女子ラグビーにも
波及しています。
本日の一枚は、綿業会館です。

大阪市中央区船場にあるルネサンス風の歴史的建造物で、
2003年に国の重要文化財に指定され、
2007年には近代化産業遺産に認定されました。
渡辺節設計で、設計主任は、村野藤吾氏。
施工は、今の清水建設(当時、清水組)です。
鉄骨鉄筋コンクリート造6階建て、地下1階、塔屋付。
東洋紡績の岡常夫の遺族から贈られた100万円と
関係業界からの寄付50万円、
合わせて150万円(現在の75億円に相当)を基に、
1931年に日本綿業倶楽部の施設として建設されました。
外観はアメリカのオフィスビル風ですが、
内部は、イギリスの初期ルネサンス風の
ジャコビアン様式で
室毎に異なるスタイルで装飾されている。とのこと。
「会員の好みに応じて好きな部屋で楽しんでもらい」
という思いで雑多なスタイルの会館となったようです。
デザインだけでなく、当時の最先端の設備の導入等、
最高を求めた品質を垣間見ることが出来ました。
最高の品質に美しさあり。将に機能美。
この建物、月に一度、館内見学ができます。
私もいつか内部を覗いてみたいものです。
http://www.mengyo-club.or.jp/
では、次回をお楽しみに