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現在に適合した品質
品質管理Vol.50
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ラグビーワールドカップイングランド大会。
日本は、世界ランキング上位のサモアに26-5で完勝。
W杯1大会で2勝は、初。おめでとうございます。
決勝トーナメント出場は、
南アフリカとスコットランドのの動向次第ですが、
1次リーグ最終戦でも勝利を願ってます。
本日の一枚は、CAFE1894の内装。

といっても分かりづらいかと思います。
丸の内の三菱一号館の銀行だった部分です。
銀行として使われていた2階の廊下や扉が残っています。
以前にもご紹介したことがある
日本初のオフィスビルで、
今は、三菱一号館美術館として
レプリカが建てられています。
一号館竣工当時の1900年代は、
丸の内には軒高と意匠の整えられた
煉瓦造の建物が続々と立ち並び、
一丁倫敦(ロンドン)と称されるようになりました。
しかし、耐震性に難のある煉瓦建築は
関東大震災で甚大な被害を被り、
赤煉瓦街は急速に姿を消していきました。
残った三菱1号館は、日本建築学会が1960年、
重要文化財に指定する要望を出しましたが、
建物倒壊の危険性の観点から、
1968年に強行に解体されました。
従って今の建物は、レプリカ再建された建築物です。
当時松杭だった基礎は、免震構造に変わり、
避難階段・廊下が追加されるなど、
現在の建築基準法に適合させる工夫が施されています。
品質管理に関する話題も、今回50回目となりました。
現在の建築基準に適合させる品質にするには、
様々な工夫が必要であることを、
煉瓦造の建築物を眺め、思い出しました。
新築の建物が、古い建物に負けない
品質のものであることを願って、
品質管理システムの支援にあたってます。
では、次回をお楽しみに