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斬新な形に懐かしさあり
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プロ野球は、日本ハムが好調です。
二刀流の大谷選手、開幕から3連勝。
今季初の160キロをマークし、7回無失点。
若きエースがチームを引っ張ってます。
今日の一枚は、ピアス銀座ビル。
銀座4丁目の交差点から歌舞伎座へといたる中ほどに
あるこの建物目立ってますよね。
平成20年に建ったこの建物。
地上12階、延べ面積7,101.62㎡で
設計は久米設計、施工は、鹿島建設、錢高組JV。
施主は、ピアスアライズ株式会社で、
大阪の化粧品の会社ピアス(株)のグループ会社です。
見るからに、構造設計者泣かせの印象ですが、
施工においても、
「図面の量が、通常の5倍になった。」とか。
カーテンウォールを構成する横材は、
プレキャストの「自然発色コンクリート」。
珪砂(けいしゃ)等の自然素材を用いて
柔らかな風合いなってます。
壁全体が1階から最上階へ上がるに従って
ねじれる「南京玉すだれ」のような建物。
南京玉すだれ、と言う位ですから、
発祥は、南京かと思いきや、
日本発祥で、富山県東礪波郡平村上梨。
http://tamasudare.org/tamasudare_rekishi.html
上記協会のホームページによると、
平村上梨の民謡「こきりこ」が原点で、
「こきりこ」に使用されている
「ささら」(編竹)が南京玉すだれの原型、とのことです。
最近、この大道芸を観ることがなくなりましたが、
若い方は知らない人もいるかもしれません。
南京玉すだれを演じる際の歌詞、なんとものどかです。
斬新な建物に驚きつつ、ほのぼのとした
大道芸を懐かしむ次第でした。
では、次回をお楽しみに