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何故、建物に
省エネVol.111
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韓国で行われているアジア大会。
日本勢のメダルラッシュです。
柔道、水泳、体操、等々多すぎて、
それぞれの選手の名前を書ききれません。
今日の一枚は、三越本店新館他室町の街並みです。

三越の株式会社設立100周年事業の一環として新館と事務館があった場所に建設された「新・新館」です。この隣には、本館が建っており、
欧風のルネッサンス様式の
何ともレトロな建物が今も堂々と建っております。
1914(大正3)年の建設、
設計はアメリカでデパート建築を学んだ横河民輔。
シンボルのライオン像だけでなく
玄関周りの華麗な装飾や
中央には5階吹き抜けの大ホールも必見です。
先週ご紹介した、キーワード「たてものに愛情を」
何か訳分からないな~、と思われる方も多いかと思います。
建築物は、耐震診断を始め劣化診断等の
建物自身の健全性を診断する内容があります。
一方で、日々の生活の中で建物がどのように機能しているか、
昨今の省エネ・節電で関心を持たれるようになりました。
人間が定期的に健康診断を行うように、
建物にも定期的診断が必要です。
歳をとると検査項目を増やしたり、
血圧など、毎日のようにチェックしたり、
建物についても耐震診断以外にも定期的診断が必要です。
そもそも、
設計時の想定通りに建物が使用されているとは限りません。
今の運用時にあった空調の使い方が行われているのか、
その空調は、壊れてないにしても効果的な動きなのか。
人間、自分の体を労わるように、
建物に対しても労わる気持ちを持って、
建物の維持管理や省エネに携わっていきたいと
考えています。
愛着を持って接すると色んな点が気になるし、
単なる結果を出すだけでなく、その建物や機器にとって、
良いことなのかも気になります。
このような診断は、人間の問診のような一時的な診断でなく、
日々のエネルギー使用量等に基づく診断が必要です。
建物にここまで行うのは、かなり費用がかかる、
と思われている建物オーナーがいらっしゃいましたら、
一度、ご相談ください。
では、次回をお楽しみに