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BIM工程の模索
工程Vol.38
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今日は、夏越の大祓(なごしのおおはらい)。
半年の間に 知らず知らずに犯した罪や心身の穢れを祓い清めて、
正常な本来の姿に戻るための「大祓」が行われます。
6月を夏越しの祓、12月を年越しの祓とも呼ばれます。
このような半年の節目に、気持ちを新たにしたいものです。
サッカーW杯は、日本と韓国何れのアジア勢も決勝リーグに進めず、
残念ではありますが、強豪国の熱戦が繰り広げられてます。
皆さんはどこの国を応援されてますか。
本日の一枚は、駐日大韓民国大使館韓国文化院です。
設計は、三友綜合建築事務所・日本設計JV。施工は、サムスン物産株式会社。竣工は、2009年。最初の開館は1979年に池袋のサンシャインシティですが、1995年に麻布に移転後、四谷に30周年の節目にこの建物が建設されました。外壁の曲線が特徴的ですが、これは韓国の伝統舞踊、僧舞(スンム)をイメージされたとか。施設は、韓国文化に触れるだけでなく実際に体験できるよう様々な空間を備えています。
中でもこの図書館は、韓国専門の図書館としては国内最大。
そして、屋上庭園には、韓国の生活様式を感じる空間が拡がってます。
皆さんも一度、訪ねてみては如何でしょう。
http://www.koreanculture.jp/
数年前からBIMの活用が叫ばれてますが、
韓国や他の海外の方が進んでいるのでしょうか。
私には巷の現場の大半は未だそこまで普及していない印象です。
BIMとは、3次元の建物のデジタルモデルに属性データを追加し、
設計から施工、維持管理に至るまで
建築ライフサイクル全体でモデルに蓄積された情報を活用し、
建築ビジネスの業務を効率化することを目指していますが、
日本ではこれから建設される
大型物件に限られる存在なのかもしれません。
特に、省エネ等の施設維持に関わる相談では、
2次元のCADデータもお持ちでない施主が多い印象です。
そうはいっても、BIMを活用した工程管理への要求も存在します。
工程表の表現も全体工程、月間工程、週間工程と
単なるスケジュール表の表現から、
3次元まで行かなくても、
2次元的表現を使って管理されている現場があります。
そのような活用事例も紹介できる機会を模索中です。
では、次回をお楽しみに