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省エネとリサイクル
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大相撲春場所は、大関鶴竜が14勝1敗で
「3度目の正直」の初優勝!横綱昇進を確実にしました。
横綱昇進が正式に決定すれば、
2001年初場所で曙、武蔵丸、貴乃花が
横綱に在位して以来、13年ぶりの3横綱ですが、
3人ともモンゴル出身は一寸寂しい気がします。
本日の一枚は、新江東清掃工場です。
東京23区にの20か所程ある清掃工場の一つ。竣工が平成10年のこの清掃工場は、発電出力は50,000kW。焼却能力は1,800t/日。ゴミの最終処分場としての埋め立て地でもあった夢の島公園のそばにあるこの工場から東京辰巳国際水泳場や夢の島熱帯植物館等に余熱を供給しています。
東京の埋め立ての歴史は、江戸時代に遡り、
1590年、幕府による江戸人口を
収容するための居住地確保と家庭ごみ処理場確保です。
400年以上前から今もさほど変わらぬ目的で埋立地が拡がってきました。
ごみ焼却を行うようになったのは、明治33年に汚物掃除法が施行され、
清掃事業の運営が民間事業から自治体に移り、
なるべく焼却処理することが明記された頃のようです。
そのきっかけは、伝染病の予防で、
当時、日本中でコレラが大流行し多くの死者を出しました。
その後高度経済成長の時期にも
ごみ問題が大きくなりその度にゴミ処理技術も向上していきます。。
現在、埋立作業が行なわれている中央防波堤新海面処分場は
23区の最後の埋立処分場と言われています。
清掃工場はごみを減らすため焼却処理を行っています。
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/index.html
一方、再生エネルギーの代表格、
風力発電や太陽光発電もゴミ問題が懸念されています。
https://www.env.go.jp/recycle/recycling/renewable/
風力発電の耐用年数は、10年、
太陽光は条件によってかなり幅があるようですが
およそ20年と言われています。
廃棄する際には公害原因物質を含むものもあるので注意が必要です。
太陽光発電の普及は近年著しい状況ですが、
これらの処理技術の確立が喫緊の課題です。
http://www.jpea.gr.jp/pdf/t120925.pdf
一人ひとりがごみになるものを減らすことが
一番の環境対策と思い至ります。
では、次回をお楽しみに