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初期化からのスタート
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スキージャンプのW杯、
女子個人第13戦で17歳の高橋沙羅選手が連勝。
今季10勝目は、単独最多。
通算19勝は、日本勢で複合の荻原健司に並んでの歴代最多。
荻原選手は、北野建設所属で1990年代に
「キングオブスキー」とたたえられた選手。
高橋選手も感慨深いコメントを残しています。
益々、ソチ五輪が楽しみです。
そして、先週は科学界にも新ヒロインが登場しました。
開発者としてはとても若い30歳、小保方晴子さん。
iPS細胞より簡単に作れる「STAP細胞」
本人は、プリンセスのP細胞にしたかったらしいのですが、
このSTAP細胞とは、
英: Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells
刺激惹起性多能性獲得細胞だそうで、
弱酸性溶液に浸して刺激を与え、
培養することにより作製された多能性細胞。とのこと。
これは、「動物の細胞は外からの刺激だけで万能細胞にならない」
という通説を覆す画期的な成果です。
研究室での割ぽう着姿も話題になり、
リケジョ(理系女子)のアイドル化しているのは、
如何なものか。とも思いますが、
彼女の前向きな姿に勇気をもらった人も多いと思います。
いわゆる細胞を「初期化」する研究が、
臓器をよみがえらせる再生医療の分野。
ガンの防止、「若返り」等に役立つとのこと。
私の頭皮もこの研究成果にあやかりたいですが、
一寸間に合いそうもありませんね。

本日の一枚は、理系ネタで東京理科大の校舎です。
神楽坂キャンパスです。これは、築40年の旧住宅・都市整備公団本社屋を大学校舎にコンバージョンした作品です。
設計は松田平田設計、東京理科大学の創立125周年記念事業の一環であり、
昭和30年代竣工の事務所ビルを「緑豊かな周辺環境と調和した、快適な都市型工学部キャンパスにコンバージョンする」基本方針で設計されました。
都心のモダンなキャンパスにあって将来を担う女性が常識に囚われず、直向に基礎研究に励んでいる姿が目に浮かびました。
年齢や男女を問わず、この精神を見習うべきと
胆に銘じる次第です。
では、次回をお楽しみに