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参拝そしてチャレンジ
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先週も海外で活躍が期待されるスポーツ選手の話題。
田中将大投手がニューヨーク・ヤンキースと162億円(7年契約)で契約合意。
ダルビッシュ選手を上回る日本人最高額での移籍となりました。
世界一目指して頑張ってください。
本日の一枚は、この神社です。

この歳になって初めて参拝しました。桜の名所としても知られる靖国神社です。
幕末から明治維新にかけて功績のあった志士らを祀った東京招魂社に始まり、明治天皇の命で、1879(明治12)年に靖国神社と改名。以後、日中戦争・太平洋戦争に至る軍人・軍属らの戦没者の霊を祀っています。
本殿の設計は尾張の伊藤平左衛門。
新門は、伊東忠太によるものです。
この伊東氏は、米沢市生まれ、
明治から昭和初期の日本を代表する建築家です。
法隆寺が日本最古の寺院建築であることを学問的に示し、
日本建築史を創始した方です。
靖国神社神門の他に
築地本願寺本堂や湯島聖堂を設計しています。
遊就館(いわゆる資料館)で一番に目を引くのは、零戦。
実物大を見るとやはり圧巻です。
零戦の「零式」との名称は、
制式採用された1940年(昭和15年)は皇紀2600年にあたり、
その下2桁が「00」であるためです。
永遠の0の原作にも紹介され、
これもまたこの歳になって零戦の名前の由来を初めて知りました。
その原作に出てくる二一型、五二型のうち五二型が展示されています。
第2次世界大戦における軍人の戦死者数と民間人の犠牲者数については、
諸説ありますが、「タイムズ・アトラス 第二次世界大戦歴史地図 」によると、
戦死者数については、
ソ連の1450万人が図抜けて多く、ドイツの280万人、日本の230万人。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5227.html
私の祖父も戦死していますが、
実家の墓参りはしても靖国参拝は未経験でした。
私の父は上京に際に自分ひとり参拝してましたが、
同行も求めることはありませんでした。
戦争の話をあまりしたくない。という思いもあったのしょう。
戦後、70年近くになり戦争の記憶が薄れつつある時代ですが、
若い世代にどのように伝えていくかが問われる時期なのかもしれません。
スポーツでもビジネスでも、
世界に挑戦できるのは、平和な社会があってこそ。
途方もない多くの戦没者に、改めて哀悼の思いを捧げ合掌です。
では、次回をお楽しみに