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整備の重要性
省エネVol.100
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サッカーのイタリア一部リーグ。
名門ACミランに移籍した本田圭佑選手が、
デビュー戦で存在感を示しました。
イタリアの地元紙は、高く評価しています。
頑張れ、ニッポン!!
本日の一枚は、スカパー東京メディアセンター。

江東区は東陽町から海側に建てられていますが、竹中工務店の東京本社から近い場所です。
その為でしょうか、設計・施工は竹中工務店。免震構造や無停電設備の採用により、安全で質の高い衛星放送サービスを安定的に提供できる建物となっています。
このお正月の話題作の中に「永遠の0」がありますが、ご覧になった方も多かったと思います。
私は、未だ観てないのですが、その前に原作を読んでいるところです。その中に、宮部久蔵に関する整備兵の話のくだりがあります。
あまりにマニアックな部分なので、
この部分は映画化されていないかもしれませんが、以下の文。
宮部さんの機体の整備は楽でした。
機体に無理をさせない飛び方をしていたからです。
航空機いうもんは非常に精密に出来ていましたから、
無茶な飛行をすると、わたしら整備員にはすぐわかります。
例えば無理な急降下をした機体は、翼の金属がシワになったり
細かいヒビが入ったりします。
当時の名機と言われるゼロ戦も
乗り手次第で整備員等の関係する方々への負担が変わるものです。
これは、今どきの空調機についても同じこと。
最近、省エネの方法で空調機に無理を強いるような方法論も出ています。
勿論、その方法論も一定の条件を満たしていればある程度の効果が得られるのですが、
空調機の整備が不十分なまま、実施すると空調機器に悪影響を及ぼしたり
不快な空調環境が生じたりします。
省エネ商品を売る立場では、いかにも万能な方法のように伝える方が、
聞き手も分かりやすく期待も膨らみます。
しかし導入する際は、
その建物の使用状況、空調機の状態等を把握してからの判断が重要です。
その逆に現在の使用状況をより詳細に把握すれば、
その対策は至ってシンプルなものです。
やはり、「診断」「見える化」の後に対策を行うことが省エネの近道なのです。
では、次回をお楽しみに