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星明りか電飾か
省エネVol.99
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市民ランナーの川内選手、先々週に引き続きの活躍。
防府読売マラソンで、今月2日の福岡国際に続く、
月間2度のサブテン(2時間10分切り) は、将にギネス級の記録。
やはり市民ランナーの星です。
本日の一枚は、度々掲載しているスカイツリー。

クリマスムードの照明です。街にはクリスマスイルミネーションが真っ盛り。今年は景気回復の気分と共に、華やかさに一層の輝きを感じます。イルミネーションは、英語で「照らすこと」「照明」から派生し、色とりどりの電灯をつけて飾ること。電飾。電光飾。と訳されています。その起源は諸説ありますが、元々はロウソクです。一説によると、イルミネーションの起源はまだ電気のない16世紀にさかのぼり、
宗教改革で知られるドイツのマルティン・ルターが、クリスマス・イヴのミサの帰りに
森の常緑樹の中に美しく輝く夜空の星を見て感動し、
それを子供たちに伝えるためにモミの木の周りに
ロウソクを飾ってその景色を再現しようとしたのが、
イルミネーションの始まりと言われています。
1746年、アメリカにクリスマスツリーを伝えたのもドイツからの移民です。
そのツリーに最初に電気の灯りを飾ったのは、
アメリカの発明王・エジソンの共同経営者だったジョンソンという人物だとか。
日本では明治時代に明治屋が銀座に進出して
華やかなイルミネーションを演出した事で広まりました。
今は個人住宅のにもイルミネーションを施す例が多くなり、
我が家の近所にもあちこちで飾られています。
星の光の再現から生まれたというイルミネーションですが、
夜空に輝く本物の星明りを弱めてしまうのは何とも皮肉なこと。
夜空の星が見えにくくなった都心だからこそ、
イルミネーションに星空の感動を求めているのかもしれませんね。
過剰なイルミネーションはエネルギーの浪費にも繋がります。
近年はLEDやソーラー発電を使用し「エコ」をアピールする例が増えていますが、
その分、大きく普及すれば同じこと。
景気回復の陰で省エネの意識もいつの間にか忘れられることが懸念されます。
クリスマス時期の一時ではありますが、
イルミネーションの消費電力量も計測しておくのは如何でしょうか。
では、次回をお楽しみに