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簡単か効率か
品質管理Vol.21
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日本ラグビーがやってくれました。ラグビー国際親善試合で、
12、13年と欧州6カ国対抗を連覇した世界の強豪ウェールズに23-8で完勝。
13戦目にして初勝利を挙げました。
欧州6カ国対抗に所属するチームとしては、89年スコットランド戦以来の白星。
勝利の瞬間、ラグビーの聖地、秩父宮では、
2万人の観客とフィフティーんが一つになり、大金星に酔いました。
私の出身高校もラグビーには力が入っていたところなので、つい熱が入ります。

先週、久しぶりに大阪を訪れました。その一枚がこちら。グランフロント大阪。
日建設計の設計監理により、関西のスーパーゼネコン、竹中工務店と大林組による施工。
広場デザインは安藤忠雄と錚々たるメンバーで2010年から4年がかりの大型プロジェクトです。
大阪駅の北側の景色がガラッと変わっていて、只驚くばかりでした。
これだけのビッグプロジェクトですが、梅田貨物駅を中心とする約24haの「大阪駅北地区」の新名称:「うめきた」の半分にも満たない敷地ですから、未だ未だ開発は続くのですね。
現在の建設工事の品質管理は、以前に比べ、
各段に管理結果のドキュメント量が増えています。
これは、構造計算書偽造問題、所謂、姉歯事件が契機になったと言えるでしょうが、
それと同時に、効率的な管理が行えるようになったツールの進化も見逃せません。
昔は、工事現場に大きな図面や黒板や諸々の道具を持ち歩き、現場の写真を撮って、
現像に出して、現像された写真を見て慌てることもあったことを記憶しています。
今や、デジカメが当たり前、
タブレット端末で図面を確認と言う風に様変わりしてきました。
その内、デジカメや端末を持たなくても
現場管理が出来る世界を目指している、という話も聞きました。
以前建設業は、中々変わらない業界と言われていましたが、
振り返れば、随所に目覚ましい変化が見られます。
便利な道具を使うに当たり、
簡単な操作で便利に使っている。
或いは要求された体裁に合わせて作っているように感じる場合と
業務の効率を上げることを目的に使っている場合とあるように思います。
工程のシステムでも度々ご紹介してきましたが、
便利に描けるお絵描きの道具なのか、
計画的に工程を管理し、
先々の効率を上げるために利用するのか。
同じような道具を使っても、
目的意識によってその後の業務効率に差が出るのではないでしょうか。
最近お客様と随分前向きな話が出来、嬉しく思っている次第です。
では、次回をお楽しみに