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見える化と凡事徹底
省エネVol.78
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今回で194回目のブログです。200回記念まであと6回と迫りました。
雪もちらつく厳しい寒さの中、大阪国際女子マラソンでは、
福士加代子選手が自己ベストながら、残り920mで、
ガメラシュミルコ選手に抜かれ惜しくも2位。
過去2回の失速に比べれば、
今回の後半35キロ失速は明日への課題といったところでしょうか?
一方、大相撲は日馬富士が、前半の勢いそのままに全勝優勝。
先場所、不甲斐ない結果だっただけに、この全勝優勝は、
白鵬のライバルとしての横綱の存在を十分示すものでした。

今週の写真も、先週に引き続き、銀座のビル。
ブルガリ銀座タワーです。
竣工時にはなかったビルに絡む蛇の装飾が目を引きます。世界のブルガリの中で最大規模となる総売り場面積940㎡。2007年に建てられたこのビルは鉄骨造11階の免震構造です。
東日本大震災の時は、東京もかなり揺れましたが、このビルの9,10階にあるレストランでは、さほどの揺れを感じなかったのでしょうか?
その当時に食事をされた方に感想を伺いたいものです。
現在、省エネの支援をしている企業では、
企業全体の昨年比は、削減効果が出たのですが、
個々の施設の動向を調査しますと効果が失速気味なものや、
施設内でも、個々の空調に不調な症状が見受けられるもの等々
課題が満載でした。
調査は、個々の施設の使用状況の経緯や
ファマボットによる施設内の個別の運転状況、
施設への入場者、外気の変動等々に至る関係要素を、
揃えて分析を行いました。
この度の調査で、改めて細かい現象に対する積み重ねが、
大きな成果を生むことを確信した次第です。
「小事が大事」「凡事徹底」など「小さなこと」の大切さを説く言葉はたくさんありますが、
省エネの「見える化」では、只、使用状況を見える化するだけでなく、
見えた一つ一つの現象について、一つ一つ対処していくことの大切さを再認識しました。
弊社のファマボット(FMB)は、細部の運転状況まで観察することが出来る機能を持っていますが、
施設毎の使用者の運用ルールも細部まで拘った運用ルールが必要です。
細かすぎる、重箱の隅をつつくようだと思うわれるかもしれません。
しかし、自動車を例にとっても、コンセプトやデザインが良いだけでなく、
乗り心地、操作性、安全性、価格などのさまざまな視点で、
ハンドル、シート、各種機器から、
数万点とも言われる部品の一つひとつまで考え抜かれています。
施設の空調も同様に設計段階だけでなく、運用時においても、
空調機の一つ一つの運用に目を向けて行う必要があります。
ファマボットの利用も運用支援も含めた
サービスの提供まで揃って大きな成果が得られるのです。
では、次回をお楽しみに