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遠隔監視は高い?
省エネVol.68
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9月も中旬を過ぎているのに、未だ未だ暑い日が続いています。
大相撲秋場所は、9日目横綱白鵬、大関日馬富士、旭天鵬が9戦全勝。
日馬富士の綱取りなるか。名古屋場所から目が離せません。
本日の写真は、新宿副都心のビル群の一枚。
ご存知東京都庁と一番奥にそびえるのがコクーンタワーです。
都庁の社員食堂は、一般にも開放され、リーズナブルでボリューム満点の食事が楽しめます。
それにしても、高層ビルを間近にすると圧巻。
現在、設備の遠隔監視による保守点検の取組を行っています。
大規模のビルでは、中央監視室での遠隔監視が行われていますが、
専門技能者が常駐して各設備の異常が発生していないかの監視を行うものが通常。
最近では、省エネにも繋がるデマンド監視の機能を持つものもあります。
実際は、デマンド監視だけでは、最大電力の削減に直接的に繋がらず、
制御は人力に頼っているシステムも見受けられます。
実際に、設定した電力を超えそうになった場合、
どの使用用途を制御するべきかは悩ましいところです。
機械的にはどの電力を止めることも可能ですが、
お客様のニーズを反映した制御となると中々決定できないものです。
やはり、お客様の利用実態や要望を正しく把握して、
より効果的な対策を検討することが省エネの近道。
一見遠回りに見えるプロセスが、最も効果的な結果を導きます。
遠隔監視システムの導入も、そのビルのニーズに合っているか否かが肝要です。
「そんなことは、百も承知で検討した」と設計者にお叱りをいただきそうですが、
施設の運用が始まった時点から、設計通りの運用からずれていることが常です。
結局、高価な監視システムにお金を払うか、
折角の機能が活かされない状態での運用になることも多くあります。
オーナーチェンジや竣工当初から比べて、テナントが様変わりしたビル等、
見直してみては如何でしょう。
では、次回をお楽しみに