*******************
どこからが悪徳なのか?
省エネVol.53
*******************
桜の開花が始まり、今週末に向けて花見シーズンが始まりました。
九州鹿児島は、すでに満開。
スポーツ紙面は、
プロ野球オープン戦、春の甲子園、
フィギュアスケート、サッカー、ラグビー、
卓球、ゴルフ、レスリング等々
季節を問わずあらゆるスポーツ記事が載っています。
先週、少し気になるニュースがありました。
電気料金が大幅値上げされようとしているなか、
節電にまつわるトラブルが急増しているとのこと。
悪徳商法の被害も増えているようです。
その代表格が、節電器です。
『取り付けるだけで電気代が下がる』とされる機器ですが、
実際には、ほとんど効果はありません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/節電器
http://www.yamaura.jimusho.jp/teatime/teatime20.html
1985年頃から出だしてきて、あれほど騒がれたのに、
今でも未だ出回っているようですから、驚きです。
エネルギーとか電気とか言われると、
何だかよく判らないものといった受取り方をされます。
悪徳業者はそこにつけ込んできます。
悪徳省エネ業者の特徴としては、以下の特徴が挙げられます。
1)省エネできないものにも係わらず省エネになると偽って販売
2)ある程度省エネにはなるが省エネできる量を不当に大きく提示して販売
3)不当に高価に販売
4)機器の設置やサービスの不完全履行
5)解約に応じないか多額の解約手数料や違約金を要求
しかし、笑えないのが
この行為に近い売込みも幾つか見受けられます。
さすがに完全不履行まではないようですが、
それ以外の項目に当てはまるものは、多く感じます。
上記の項目に「不完全」や「不当に」の言葉が当てはまらなければ、
悪徳には至らないとの解釈なのでしょう。
特に、会社のブランド力を利用して、
機能的には僅かな商品・サービスを破格の値段で紹介し、
気が付けば解約できない状態になっています。
ある顧問先に何社か紹介に来た業者の中に、
この手の会社も存在して、
顧客の同業者には既に契約に至っていると聞き、
誠に残念な思いです。
ブランド力、エンジニア料金と言ってしまえば、
そこまでかもしれませんが、
将に常識的判断が問われている時代を感じます。
省エネ・節電には、
「これさえつければ」というものこそ、
事前の十分な検討が必要です。
では、次回をお楽しみに