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続々:対症療法と根治療法
省エネVol.50
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フリースタイルスキーのW杯モーグル苗場大会。
今季復帰した32歳の上村愛子が2位、
伊藤みきが3位(共に北野建設)。
彼女たちの活躍に勇気を貰います。
今回も、前回の「続)対症療法と根治療法」の
更に続編を記載することにしました。
省エネシリーズは、
今回で50回目を迎えることになりました。
ブログ全体としては、
146回目を迎え、記念すべき150回まで残り僅か。
今後とも、皆様宜しくお願い致します。
先週は、人間本来の生命力・治癒力をサポートする
バイタルリアクト・セラピーの紹介でした。
そこで、今週は省エネ特に空調に当てはめて
もう少し話をします。
一般に、
パッケージエアコンの消費電力を低減させるためには、
コンプレッサーが運転しないように制御することが重要です。
その為に、
設定温度を変更する。
風量を調整する(設定温度に近づいたら微風にする)。
フィルタを清掃し効率を上げる。
室内空気をミキシングする。
等の対策が効果的です。
とはいえ、「コンプレッサーが運転しないように」を、
単純に、止める時間を長くする、止める回数を増やす。
という対策に限定してしまうと、どうでしょう。
省エネの即効性はありますが、
快適性を損なう危険を抱えていると同時に、
対症療法に似た状況で、
本来の空調機の性能を活かさないままに
空調機に負荷をかけることにもなります。
前述の通り、
設定温度や風量調整等により、
コンプレッサーの運転時間を短くすることが出来ます。
また、
設計当初の設定と運用のギャップによる
無駄が生じている場合は、
そのギャップを埋めることにより、
本来の空調機が持っている性能を引き出し、
無駄を省き、省エネに繋がる結果を得ることが出来ます。
最近の巷の省エネブーム・省エネビジネスには、
何か手っ取り早い方法で、
節電や省エネを実現する方法を選択するケースも、
残念ながら見受けられます。
省エネビジネスの世界も、
対症療法に走らず、
その原因を正しく見据える能力を有している方々が
活躍する社会であってほしいと思います。
では、次回をお楽しみに