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続:エコ住宅を訪ねて
省エネVol.43
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琴奨菊、大関昇進おめでとうございます。
優勝こそ逃しましたが、日本人大関の復活。
唯一の日本人大関だった魁皇が7月の名古屋場所で引退。
今場所は大関陣に日本人不在でしたが、
11月の九州場所は日本人大関が復活。
魁皇もそうでしたが、琴奨菊も福岡出身ということもあって、
次の九州場所は盛り上がること必至です。
以前、ご紹介したエコ住宅「聴竹居」に行ってきました。
見学には事前申請が必要なのですが、
(2週間前が目安です)
説明担当のボランティアの方が、
見学者に対して丁寧に説明してくれました。
その時の説明では、
木製のサッシに機密性を保つための掘り込みや
照明に一寸した工夫等々、
其々に細かい配慮がなされていることを
解説して頂き、建物の素晴らしさに感心しました。
派手な装飾こそあまり感じない印象ですが、大工の仕事の細かさ、
見えない部分の環境を配慮した設計は見事。
「聴竹居」のコンセプトは、
1)オール電化
2)バリアフリー
3)メートルモジュール
80年前に建てられたとは思えない
今どきの設計に通じている住宅です。
私が興味を持ったのは、
環境工学に配慮した設計です。
敷地西側の斜面に、土管が敷設され、そこから西風を取り入れ、
床下から、涼しい風が、各部屋に流れ、今で言うパイプクーリング
通気性の良い天井を通って、切妻の開口へ空気が抜けるようになっています。
厳しい猛暑が過ぎ、節電要請も一段落ですが、
日本の風土に合った環境の提供が、
この時期意外と難しいようです。
来場者が多い店舗では、外の爽やかな空気が活かされず、
営業中、直に冷房運転を行っている建物も多いようです。
大型空調機では、外気冷房の機能を有しているのですが、
これまで訪問した建物は、
その機能が旨く働いていないと思われる状況が多く、
これからの課題となっています。
今後、弊社のはやぶさ「計測装置」にて、
外気冷房の有効性を確認していく予定です。
では、次回をお楽しみに