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各地の節電事情 Part2
省エネVol.39
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石川遼君、今期初優勝ならず。
前日の追い上げが素晴らしかっただけに残念!
今週末から7月、節電対策実施期間に突入です。
今回は、前回に引き続き、私が訪問した地域の節電事情をご紹介。
今回、九州北部(大分、福岡)を訪れました。
この日は、1週間ほど続いた大雨が上がり、
猛暑の始まりを感じる陽気でした。
先ず、大分に向かう飛行機で、
客室窓の日除けが全て閉じられていました。
機内の冷房負荷を抑えるための取り組みで、
飛行機から降りる際にも、窓の日除けを閉じる案内が流れ、
皆さん開けていた日除け窓を閉じて、節電の協力を行っていました。
航空機整備中に、機内の負荷がかからない運用は大事。
九州は、陽射しも強く、この方法は結構有効と感じた次第です。
一方市内では、
山間部で、土砂崩れ等幾つかあったようで、
節電よりも、台風や長雨対策に市民の意識が向かうようです。
そして、仕事面でのお客様の節電の取り組みには、
非常に悩ましい状態。
元来、収支の厳しい環境下で、コスト削減には日頃から気を使っておられます。
照明を落とした演出や、バックヤードの空調を切ってあったり。
一般に、思い当たる節電には取り組まれておられました。
そこで、感じたのは、風の使い方です。
節電を意識してか、送風を微風にしたり、
扇風機は小さいものを使ったりという状況で、
消灯、温度設定以外に、空気の循環にも
関心を向けて頂く段階と感じました。
大分から北九州は小倉へ向かう特急電車ソニックは、
特徴のある外観も然ることながら、ゆったりした座席が快適。
そして小倉の夜の街は、週末ということもあり、
どこも一杯で、節電の自粛ムードなど全く感じられません。
小倉から久留米まで、新幹線では、一旦、博多で降り、
伝統工芸のデザインを取り入れた新幹線「つばめ」に。
金箔デザインとゆったりした座席には、束の間の贅沢感を感じます。
久留米でのタクシーの会話では、
お隣の佐賀県の玄海原発の話題が上がりました。
経済産業省は26日、緊急安全対策について、
佐賀市内で佐賀県民向けの説明会を開いたようですが、
福岡の糸島地区などの方々にとっても大きな関心事です。
再び、博多駅に戻り相談先の事務所までデパートのエレベータを使用しましたが、
このエレベータが満員状態で、実際に設計見込み以上の利用状況のようでした。
利用者の評判にも影響して、各テナントは、集客の心配の種になっていました。
福岡の庁舎では既に節電の取り組みが始まっており、
消灯の取り組みは勿論のこと、エレベータの稼働割合を減らしての運用には、
県職員には不評のようです。
博多駅の賑わいからは、節電ムード等、微塵も感じられませんでしたが、
街の方々の話を聞くと、玄海原発や役所の取り組み等影響が出ています。
7月からの節電実施に備えて、
消灯や設定温度変更は、周知の情報かつ実施済み。
これから、更に風の使い方、賢い運転方法について
皆さんと一緒に取り組んで行けることを楽しみにしています。
では、次回をお楽しみに