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発送電分離
省エネVol.36
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横峯さくらさん、ツアー通算18勝目おめでとうございます。
生涯獲得賞金は7億円を突破。
先日偶然にも、ツアーに出発する東京駅で本人にバッタリ遭遇。
私からのエールが届いたか否かは定かではありませんが、
記念すべき勝利につながりました。
一寸前になりますが、
菅直人首相は5月19日の記者会見で、
電力会社の発電部門と送電部門を分離する
「発送電分離問題」について、の発言がありました。
これに対して、様々な反応が出ています。
発送電分離とは、発電と送電の事業者を分ける仕組みです。
発電側は送電側と契約して電力を送り、
送電網をつくる投資が必要ないため新規参入しやすくなります。
欧米の主要国では1990年代以降の電力自由化で採用されています。
日本では2002年の自由化論議で検討されましたが、
安定供給ができなくなるという電力業界の主張が通り、見送られました。
かつて、戦前の日本は、発送電分離であったそうで、
戦時統制で統合され復興期の経済統制がその体制を存続させたようです。
日本経団連の米倉弘昌会長は、福島原発事故の賠償問題に関する、
政府への東電擁護批判をかわすための政治的発言との批判。
今、この議論を起こすことに違和感を感じる意見もあります。
サンケイ・ビジネスアイは、
・日本経団連と楽天の三木社長との抗論。
・日本の電力自由化の中途半端な状況
・安定供給のリスク
等が整理されて紹介されています。(下記)
http://blogs.yahoo.co.jp/yutasteve/24835349.html
また、下記のURLもバランスよく紹介されています。
http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_243882
若干話がずれますが、
弊社は、以前、省エネ・節電のご支援として、
電気事業者の見直しも視野に入れて検討を行いました。
(関東地区でも東電以外の電力供給会社が選べます。)
その当時の選択肢が少ないことと、
削減額があまり期待できないことで、
実現に至りませんでした。
提案する立場としては、多様な選択肢、
安価なサービスは歓迎するところです。
では、次回をお楽しみに