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「守破離」のプロセス
工程Vol.14
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遂にやりました!サッカーアジア杯優勝!
おめでとうございます!
今回は、「守破離」あるいは「守離破」の奥義についてです。
先週のある会食の席で話題になり、改めて、
調べ直してみました。
「 守破離(しゅはり)」の言葉をはじめて使ったのは、
室町の三代将軍足利義満の時代に、
「能」を育て上げた観阿弥、世阿弥親子だったとのことです。
現在は能だけでなく、歌舞伎や狂言といった日本の伝統芸能、
剣道や居合道、空手など武道の世界でも
守破離という言葉が広く使われています。
その道を極める為の成長段階を示した言葉で、
道を極める成長段階は、
文字通り守・破・離の三つの段階に分けられます。
守…ひたすら教えを守り、学ぶ
破…教えの言葉から抜け出し、真意を会得する
離…型に一切とらわれず、自在の境地に入ること
また、上記の3文字は、
「守破離(しゅはり)」の順だけでなく、
「守離破(しゅりは)」の順で記載されることもあるようで、
その場合、第二段階で
「発展的に離れてゆく、あるいは
師のもとを離れ武者修行を行うなかで自分独自のものを得る:離」、
そして最後に
「師の教えを超える境地を開く:破」
ビジネスの分野では
守破離の前に「習」の文字が入って
習・守・破・離の段階に分けて、部下の教育について書かれているものもありました。
習の段階を、仕事の目的を教え、方法を懇切丁寧に教え、
その上に、何故(その方法をとるのか)を教える段階として、
上司が部下に仕事を教える際の、見極める段階を解説していました。
現在弊社では、
「工程アシスト」のソフトに慣れて頂く一環として、
現場の工程表作成のお手伝いを行っています。
弊社スタッフが、習いながら、
現場の方が作成した工程をなぞる様に描くことから
始めています。即ち、習・守でしょうか。
そのスタッフが、破、離 の段階までスキルが上がるのか、
それとも、ユーザーの方々が、弊社ソフトを会得し、
ご自身の境地に達するのか、これから益々楽しみにです。
以上、会食の席での話題から、
あらゆる場面で大事なプロセスだと、
改めて感じた件です。
では、次回をお楽しみに