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厳寒期に冷水を使う
省エネ No.32
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タイガーマスクが全国に広がっています。
今朝の新聞では、全国に13か所で
ランドセル等の贈り物が届いているとのこと。
私も子供の頃、TVのタイガーマスクを良く見てました。
正月から厳しい寒波に見舞われていますが、
心温まる記事ですね。
一方で、皆さんの暖房負荷も気になるところです。
現在、地域冷暖房により空調運転を行っている施設の温度計測を行っています。
地域冷暖房は、熱源供給会社から熱源として冷水や温水(または蒸気)をもらって
暖房や冷房を行う仕組みです。
駅前等の地域開発が行われた場所の大規模ビル等で、
熱供給会社から熱源をもらうことにより、
ビル自体に熱源装置が不要になります。
熱源供給会社は、焼却施設や省エネ型の熱源供給に取り組んでいますが、
これまで私が係った地域冷暖房の価格は、一般の電気、ガスに比べて
高価なものです。
駅前ビルの空調設備は、一定環境を保つための空調運転が行われていますが、
制御結果優先なのか、冬場のこの寒さの厳しい時期でも、
熱源供給会社から冷水をもらいながら
暖房するような運転が行われている時間が発生しています。
室内温度をいち早く一定にするために作動しているのかもしれませんが、
省エネの観点からはもったいない話です。
ビルに入っているテナントの立場では、
水光熱費が定額であったり、
月々の使用量のみ提示されているケースが多いかと存じますが、
経費節減や省エネの観点からも日々の使用実態を
「見える化」することにより
使用者、供給者、そして社会全体として無駄を省き、
省エネを実現することを痛感します。
前号に続き、見える化に纏わる話題でした。
では、次回をお楽しみに