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建物に愛情を(その2)
省エネVol.29
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神奈川・横浜市で開催されていたAPEC
(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議が、
2日間の日程を終え閉幕しました。
会場近くの桜木町駅やその他の主要駅には
多くの警官。物々しい警戒態勢でした。
今回も省エネシリーズ29弾、前回に続き「建物に愛情を(その2)」です。
改正省エネ法の中長期計画書、
定期報告書の提出期限(11月末)まで残りわずか。
提出期限に追われている方も多いのではないでしょうか。
東京都の環境確保条例に伴う「地球温暖化対策計画書」も
同じ期限なので、都内に施設を持つ(適応範囲)方には負担です。
弊社でも、顧客の提出のご支援を行っており、多忙を極めています。
経済産業省の改正省エネ法も東京都の条例も、
共通点が多いので負担が2倍になるわけではないのですが、
どうせなら、
提出書式も統一して頂けないかと感じます。
今後、東京都以外の自治体も同様な取り組みが進むと思いますが、
それぞれの自治体で個性的な様式が出てこないことを祈ります。
その一方で、
ビルの売買も盛んに行われているように伺っています。
ビルオーナーにとっては、上記の届出等は視野に入らないかもしれません。
特に購入する側は如何かと案じてしまいます。
リーマンショックの影響で、
これまで所有していたオーナーが手放す案件も多いのでしょう。
これまでは投機的にビルを所有していた事業者は、
暫くは減っていくのではないかと推測すると、
今後は、長期的なビル運営を前提に所有することが求められるのではないでしょうか。
新築のビルであれば、設計時で省エネ対策を盛り込むことが可能ですが、
中古物件であれば、
その後の維持管理に長期的な維持管理計画が必要です。
人間で言うと健康診断や治療に当る、
ビル診断(耐震診断や省エネ診断)と
ビル運営時の状況把握等々。
ビルの使用状況を把握するのに使用エネルギーの見える化、
がありますが、
一般的に高価なイメージを抱いている方が多いようです。
弊社は、今年から無線センサーシステムを
1セット:98,000円~
で提供を行っております。
これからも、
建物を大事に使って愛着・愛情を持って運用して頂く、
オーナー様、事業者様の
お手伝いができれば、と思っています。
では、次回をお楽しみに