******************
建物に愛情を
省エネVol.28
******************
ロッテ5年ぶり日本一!!おめでとうございます!
何と、レギュラーシーズン勝率3位からの日本一は両リーグを通じ史上初。
それに、連夜の延長戦で将に熾烈な争いでした。
スポーツの秋真っ盛りですが、このところの陽気の変化により、
風邪をひかれている方も多いようです。
皆さん、くれぐれも体調管理に注意してください。
このところ、ノンセクションの話題でしたが、久しぶりに
省エネシリーズ第28回です。
現在、ある顧客で設備機器の台帳整備に取り組んでいます。
施設管理のシステム(FMシステム)の話題になると、リスト作成の手間が、
障害になって、中々採用されない。
若しくは、お客様側も、以前に導入したが、その後の担当者が替わって、
その後のメンテナンスが滞っている。
という話を聞きます。
マンションでは、長期修繕計画を立てて、積立金を徴収して、
ある程度計画的に修繕工事を行っていますが、
賃貸事務所や企業の施設の場合、必ずしも、
長期的な修繕計画、LCC(ライフサイクルコスト)を計画している
とは限らないようです。
特に、比較的新しい企業はその計画が無いまま、企業経営が進み、
気が付けば、計画していなかった修繕費、維持費がかかる、
ということもあるようです。
現在、台帳整備に取り組んでいらっしゃるお客様は、
その重要性に気付かれ、関係図書や台帳の整備を行うとともに、
日頃の水光熱費の削減にも手が打てるように、
省エネ診断や省エネ対策を進めていらっしゃいます。
先日、弊社の無線センサーシステムにて、
熱源の使用状況をリアルタイムに計測しましたが、
数週間のデータ分析から、
ある程度の無駄が生じていることが明らかになりました。
意外と起こっていることが、
冷房しながら、もう一方で暖房しているような運転状況です。
車で言うならば、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものです。
笑い話のようですが、空調運転で起こりやすい現象です。
建物は何も言わないようですが、計測結果が、色んなことを語ってくれます。
・空調機器に異常な負荷がかかっていないか。
・フィルターが詰まって空調の効果が半減していないか。
・空気が淀んで、余計な結露が発生していないか。 etc
月間の使用量だけでなく日々の運転状況を覗くことで、
様々なことが分かってきます。将に見える化の効果。
それ携わる人には、建物にも愛情を持って接して頂きたいと感じます。
では、次回をお楽しみに