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除湿のあれこれ
省エネVol.23
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昨日は、京都で39度を超すほどの猛暑だったようです。
立秋(8/7)を過ぎて凡そ1ヶ月になることが信じられません。
この猛暑で、エアコンの売れ行きもまだまだ堅調なのでしょうか。
今回は、エアコンに関する話題として、省エネシリーズ第23弾です。
今時のエアコンには、冷房・再熱除湿・普通の除湿(弱冷房)の3種類のモードがあります。
まだ温度がそんなに高くない梅雨時は、除湿運転をしてしまうと寒く感じることがあります。
そんな不満を解消したのが「再熱除湿」。温度を下げずに除湿をしてくれる機能です。
この「再熱除湿」は、省エネの観点でみると、
「再熱除湿」は室温が下がらないので、何となく省エネだと思ってしまいがちですが、
除湿を行った後、再度空気を暖めて、室内の温度を下げないようにしているため、
かえって電気代がかかっているのです。・・・約3倍と言われてます。
ちなみに、電気代(消費電力量)だけで比べてみると、
再熱除湿>冷房>普通の除湿
(詳細は、下記URLにて)
http://allabout.co.jp/r_house/gc/28146/2/
更に、庶民的な話題から、
エアコンのドライ(除湿)は、設定温度より2~3度低くなる傾向があります。
また、ドライは微風のため、
冷気が部屋の下にたまり、ベッドの付近が冷えすぎやすくなります。
(NHKのあさイチ から)
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2010/08/02/01.html
つまり、節約しているはずが、
冷房負荷が上がっていて、
尚且つ室内の空気が澱んで快適性が
損なわれる結果になることも多々あります。
身内の話で恐縮ですが、
これまで、冷房よりドライが節約になると盲目的に信じていた家内が、
この番組を境に、冷房設定温度高めで、風量大にて運用するようになりました。
実際に、省エネ診断の場でも
診断先企業の執務室のエアコン運用においては、
設定温度を上げての強風を推奨しています。
皆さんも言葉の感覚に惑わされて、
間違った運用をされないようご注意下さい。
企業向けの省エネ診断、省エネ対策でも
この基本的な知識が活用されています。
皆さん、参考になりましたか?
では、次回をお楽しみに