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適材適所の技術力
省エネNo19
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サッカーW杯、決勝T進出おめでとうございます。
今週もまた、日本中が盛り上がることでしょう。
そして、先週から始まった参議院選挙戦、
こちらの盛り上がりは如何に?
今週はエレベーター保守の話題です。
エレベータは、耐震性、安全性、快適性等、
求められる機能が多く、色んな要素技術が盛り込まれています。
高層ビルのエレベータでは
「セキュリティシステム連動・エレベータ行先予報システム」
なるものも開発され、大手メーカーの技術力は先端を行っている感じです。
社員のICチップ内臓の社員証をセキュリティゲートにかざすと、
その人が乗るべきエレベータが表示され、エレベータの待ち時間を解消するもの。
輸送効率が15%UPしたそうです。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2010/0302.htm
また、同社のホームページを見ると、海外での受注が目覚しく、
世界に誇る日本の技術がアピールされています。
http://www.mitsubishi-elevator.com/jp/
一方、
中低層マンション等のエレベータの保守については、
管理費削減の傾向もあり、
独立系エレベータ会社が行うことも多くなってきました。
私が住んでいるマンションも8年ほど前から
メーカー保守から独立系保守会社に変更しました。
未だ記憶に新しいシンドラーエレベータの人身事故などもあり、
やはり、「信頼がおけるメーカーにお願いしておく方が間違いない」
という心理が働くことは大いにありうることだと思います。
先日、独立系エレベータ会社の方に話を伺うと、
「高層ビル等の高速エレベータは、
パーツ在庫のリスク等の事情もあり、
大手メーカーでないと、難しい面がある」とのこと。
但し、「5~10階程度のエレベータであれば、
技術的な難しさはなく、流通しているパーツも
数多いので、独立系保守会社でも十分」のようです。
実際に、大手メーカーが保守を行う上でも、
下請け会社が行うことが多いようで、
そのような流れから会社が独立して今日に至っているようです。
話が前回ブログに戻りますが、
計測技術も同様で、
温度、湿度、電流等を計測することに最先端の技術は余計です。
寧ろ、建物利用者のニーズにあった計測や運用が求められるかと思います。
無線センサーやオークションシステムも最先端とは言えない物ですが、
より便利で安価なものになるように、
弊社のファマボットは、その辺をかなり意識しています。
ビルの計測しいステムは、やはり大手メーカーとお考えの方、
本当に先端技術を必要としているのか、思い直してみてください。
「使う技術も、適材適所」
「使う業者も、適材適所」
では、次回をお楽しみに