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俯瞰的工程管理
工程管理Vol.7
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口蹄疫、宮崎や全国への今後の影響が気になるところです。
相撲では、魁皇、通算1000勝!史上2人目の大記録。
おめでとうございます。同郷(福岡)でもあり応援してます。
今回は、久しぶりに工程シリーズについてです。
養老孟司の大脳博物館(アエラ今週号のコラム)
”日本人は「大」から「小」へ”から
<以下、引用>
・・・・・・・アメリカ人の学者からは
「あなたの論文は独特の形式だ」と言われることが多かった。
たとえば、トガリネズミの神経の末端が
どんな形をしているかがテーマの論文を書いたとき。
まず、ネズミの鼻全体の写真を示した。
その次に鼻を輪切りにした写真を、
さらに・・・・・・(略)・・・・・大から小へ。
それが当たり前だと思っていたのである。
ところが、神経の末端部分がどんな形かを知りたければ、
その末端部分だけあればいいと考えるのがアメリカ人。・・・・
<以上、引用>
このコラムを読んだとき、
工程管理ソフトについても似たような思いを感じました。
海外の工程管理システムは、それぞれの工程管理のパーツに拘っている感があり、
それはそれで優れた機能ですが、
日本の特に建築の工事管理に馴染めなかったようです。
以前、マイクロソフトがMS-PROJECTを業界に売り込んだ際に、
中々普及せず、結局撤退した経緯があったことを記憶しています。
工程管理においても「大」から「小」へ。
先ず俯瞰的に工程全体を捉えて、更に詳細な検討を行う。
特に、少人数で現場を管理する規模の工事においては、
この流儀が日本人に似合っているのだと思います。
俯瞰的に「大」から「小」への思想を”工程アシスト”
にも取り入れてます。
・素早く全体工程を描く機能(概算工程作成)
・概略で描いた工程線を分割する機能
・それぞれの工程線に数量・歩掛りの数値を持たせる機能、
・画面を拡大した際に、現在の表示位置を示す機能
等々日本流の機能が組み込まれています。
未だ、試されていない方は、一度お試し下さい。
では、次回をお楽しみに