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最近のASPシステムは?
建設コスト VOL.3
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私事で恐縮ですが、昨日江東区のマラソン大会(10km)に参加しました。
幸い天候にも恵まれ気持ちよく走れました。
参加者も2千人程でマラソンブームを肌で感じました。
今回も、建設コストセミナーの宣伝を兼ねて、
建設コストシリーズの第三弾です。
<建設コストセミナーの詳細ははこちらです>
http://www.kyoei.co.jp/fks/cost-seminar2009/
前回まで、弊社の【工程アシスト】に関係する話題でしたが、
今回は、工程以外のシステムについてお話します。
セミナーでは、
積算ソフトやERPに至るまでコストに関係するシステムが紹介されます。
特に統合システムで紹介されるのが、Web上で操作できるASPサービスです。
各ゼネコンの基幹システムは、手書きの時代から、電算処理の時代を迎え、
各社は自社開発のシステムを導入し、基幹業務の効率化を実現しました。
その後、2000年問題の頃に、パッケージシステムを導入する会社が出てきました。
これは、建設業界に限らないことですが、この当時、パッケージシステムの導入は、
あまり導入効果が得られない事例が多く、
今も自社開発システムからパッケージ導入に踏み切れない会社が多く残っているようです。
結果として、会社の規模が縮小されても、システムを刷新することは難しく、
システム維持費が中々縮減できない状況になってしまっているようです。
その原因は、
1)会社の規模が小さくなっても、業務改善を伴う業務の変更が実現できず、
パッケージシステムをそのまま使える会社が極めて少ない。
2)建設業向けのパッケージシステムの機能が実務的に不足しており、
導入効果が得にくいシステムが多い。
というように使用者側、提供者側お互いもう少し歩み寄る必要を感じていました。
以前は、基幹系のWebシステムの考え方は良いのですが、
実務上煩雑であったり、レスポンスが悪かったり、という印象でした。
最近はベンダー各社のWebシステムの使い勝手が向上しているのではないかと、
今回の他社セミナーに期待しています。
そして、各ゼネコン共より経済的システムの利用に取り組まざる得ない事情が
業界のシステム化・効率化を後押ししてくれることを望んでいます。
建設コストシリーズは、今回で以上です。
次回からは品質検査の話題を再開します。
では、次回をお楽しみに